日本の介護業界を牽引するキーパーソン、久野義博とは?

久野義博氏は、若くして介護事業に注目し、日本の介護を支えてきました。
久野氏は、金儲けのビジネスではなく「世のため人のため」なんとか日本の老後を支えようと、政治団体まで設立し、動いてきました。

株式会社日本ヒューマンサポートの久野義博氏ってどんな人

会社名 株式会社日本ヒューマンサポート
出身地 埼玉県
こだわり あきらめないこと
趣味 写真、旅行、映画
特技 物事を統計的データーや理論的裏付けにより理解し、それをわかりやすく興味を持てるよう人に伝える事
休日の過ごし方 家族と過ごす
座右の銘 疑うな 信じるな 確認しろ
心に残る本 『成功のセオリー』(船井幸雄著)
尊敬できる人 渋沢 栄一、福沢 諭吉

 

(1)幼少~学生時代

麦わら帽子と桐ダンス、クレヨンしんちゃんで有名な埼玉県春日部市で生まれ育ちました。子供の頃は野や山などに出かけ、日が暮れるまで遊んでいました。学生時代は負けず嫌いの性格から空手や合気道などを通じ心身の鍛錬に励み、礼に始まり、礼に終わる、人としての基本中の基本を学びました。これが今の会社経営にも大いに役立っています。

 

https://n-h-s.jp/wp/company/kuno/

子供の頃は活発なお子さんだったようですね。そして、武道を通して礼節を学んだようです。お気に入り詳細を見る 

(2)社会人時代

外資系企業に勤めていた頃は海外を飛び回り、世界に触れ見聞を広めることができました。また、知人の紹介で国会議員秘書をさせていただく機会に恵まれ、貴重な経験をさせていただきました。その後、会社役員、大手コンサルタント会社などを歴任し、コンサルタント当時には地元、春日部青年会議所理事長も務めました。

 

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 外資系企業で、様々な経験が出来たのが大きいようで、人に触れる機会も多く、人脈にも恵まれたようです。

 

(3)起業のきっかけ

 

 

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相続対策に関するスキームを考えていたとき、これからの成長産業となるものは何なのかを思案していました。2001年当時は介護事業に対して世間の注目度は今よりも低かったのですが、統計データが示すように少子高齢化が進行しており、近い将来には超高齢化社会が到来することは明白でした。そこで相続対策としてグループホームや特定施設と呼ばれる有料老人ホームの提案、それらの施設運営を任されたのがきっかけとなり、起業を考えるようになりました。

 

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 今後の少子高齢化社会で、日本の社会を先読みしたおかげで今の成功があるようです。ビジネスマンに大事な、先を見る目に長けていたようですね。

 

(4)起業当初

施設運営の経験はありましたが、施設経営の実績や地盤も看板もお金も無く、保証人さえもありませんでした。あったのは必ずこの事業を成功させてみせる、という強い意志でした。多数の金融機関やノンバンク、投資会社などに融資を断られました。もっとも、何もないのにいきなり10億円近い資金調達を考えていたので無謀といえば大変無謀な話でした。諦めたらそこで終わりだと思い、何か良い方法がないかと様々な制度を調べ、見つけたのが埼玉県の住宅供給公社の連帯債務保証制度でした。簡単に言えば保証協会の保証と似た保証制度を見つけて、これを利用して資金調達にメドをつけることができました。

 

https://n-h-s.jp/wp/company/kuno/

 何もない状況で、あったのはただ一つ、信念でした。自分の考えを信じていたから起業できたのでしょう。

経営者、ビジネスマンとして

・ビジネスに偶然はない「必然である」

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ビジネスの世界では、使命であるとか運であるとか、不確実な言葉で語られる事象が多々あります。しかし、皆さんに伝えたいのは、ビジネスの世界にあるのは「必然である」ということです。

 

http://www.leaders-award.jp/2018/entrywe2zb.html

その必然にするためには相当な努力があったと思います。

・働く人たちの報酬を下げることはできません

その中で私たちは、もともとノウハウのあった化粧品の開発やサプリメントの自社開発に改めて取り組んできました。介護事業を必要としてくれている方々にこれまでと変わらないサービスを届け、働く人たちには安心できる生活を約束する。そのために行政が頼れないのであれば、その事業を回していくための費用を別の新規事業から補えばいいと考えています。

 

http://www.leaders-award.jp/2018/entrywe2zb.html

 
経営者としては、従業員の環境も重要になります。企業を保つには何よりも人ですからね。

・「風を読む」

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私は「風を読む」という表現を用いていますが、この風を読む力は働く上で必須のものです。世の中に流れるものに敏感になっていなくてはなりません。「自分の好きなようにやってる人がかっこいい」という風潮もありますが、それは本音としてしまっておけばいいこと。目的のためには、何かを捨てる勇気も時に必要なのです。こだわりが強く、風に合わせて変化することのできない経営者は淘汰されていくでしょう。

中略

若い皆さんには、自分の見ている世界で何が起こっているのか、10年、20年先へと吹く風を読んで、決まってもいない失敗を恐れず、腹を据えて走り出してほしいと思っています。

 

http://www.leaders-award.jp/2018/entrywe2zb.html

 この「風を読む」というのが、計算されつくした先見の明でしょう。だから、「必然である」と言えるのでしょうね。

・日本を背負う若者へのメッセージ

人には無限の可能性があります。大きな目標を掲げ、失敗を恐れず、信念をもって物事に立ち向かえば必ず先が見えます。運は待っていてもやってきません、運は自分の手で掴むものです。まずは、あきらめないこと、あきらめなければ失敗することはありません。

 

https://www.kenja.tv/president/detkwe2zb.html

 若者には、久野氏のメッセージを胸に刻んで欲しいですね。

 

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全国介護事業者政治連盟を設立

 

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介護保険制度が始まって約20年が経過し、国民にとってなくてはならない制度として定着しています。私たちは持続可能な制度の再構築・介護現場の革新をめざし、介護報酬単価の増加だけを考えるのではなく、介護現場視点に立ち、利用者本位の目線で、健全なサービス競争原理の働く環境となるよう、介護保険の抜本的な構造の見直しをすべく様々な政策を提言し、その実現をめざします。
また、介護現場の革新、生産性の向上についての事業者として取組み、事務作業量の削減を目指し生産性の向上に繋げてまいります。新設、既設問わず、施設では介護事業者の不足により開設に苦慮しており、これを改善させなければなりません。
持続可能性を維持するために、介護給付費や要介護認定率など、不合理な地域差を縮減していくことも重要です。私たちは介護が必要な方と介護事業者が寄り添い、ご利用者本位の目線で健全なサービス環境となるよう努力し、ご関係者の方々と共に一丸となって日本国民の保険医療の向上、福祉の増進をめざしてまいります。

 

http://kaizirenseiji.jp/about/

 

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全国介護事業者政治連盟(会長=久野義博・日本ヒューマンサポート代表取締役)は9月2日、東京・ホテルニューオータニで設立総会を開催した。同政治連盟は、昨年設立した一般社団法人介護事業者連盟の活動目的の実現に向けた政治活動を行うもの。

挨拶で久野会長は、「介護現場の声を行政や政治に反映させるため、様々な取り組みを行う。政治の場に参加することで、介護の産業化と生産性の向上、規制緩和と規制改革を呼び起こし、イノベーティブな活動を行っていきたい」と述べた。

来賓として、菅義偉内閣官房長官渡辺博道興大臣、西田実仁公明党参院幹事長、武見敬三参院議員、半田一登全国理学療法士協会会長、成尾洋之全国老人保健施設連盟副委員長が挨拶した。

 

https://info.shaho.co.jp/iryou/trend/201909/8321

「私たち全国介護事業者政治連盟は、各サービス・法人種類別に細分化された団体で活動する約180万人の介護職員と、各事業者、そして地方行政と国とが一丸となって様々な課題を乗り越え、解決し、全ての日本国民が安心して老後生活を過ごせる社会実現のための政策提言や政治活動を行う団体です。」とあるように、今後の介護業界には政治と一体となって取り組む必要があることから、久野氏は政治連盟を設立しました。

まとめ

ビジネスマンとして成功を収めた久野氏ですが、「世のため人のため」の精神で介護業界のキーパーソンにまで昇りつめました。
今の少子高齢化を予見し、介護事業を展開し、さらには政治まで引きずり込み、日本の介護を守ろうとしています。